2011年4月18日月曜日

不思議な夢



出張先で、私は自由時間をもらった。
ホテルでレンタル自転車を借りて街にくりだす。


大都会のはずなのに…、
いつのまにか、セピア色のよく似合う街。
ハンチングをかぶった背の高い男のひとが、
サッカーボールを手に持て余しながら歩いていく。
その先に目線を移すと、
そこは、広葉樹の広がる並木道。
緑ではない、葉っぱ。白に夏みかん色とライムを少したしたようなそんな色。
太陽が、甘い金色の光をいっぱい注いでいた。


どこまでも、どこまでも、
折り重なる木の枝と、光と空気の3次元が続いている。


その先には、大きな大きな古い学校。
校舎からは、学生の声が漏れる。
姿は、見えない。
音楽が、聞こえてきた。
わたしは、いつかダンスをしたことを思い出した。


また、自転車に乗ってホテルに戻った。


あの広葉樹のトンネルを忘れたくなくて、急いで自転車をこいでいた。


hitsuji-kusa



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