2011年2月9日水曜日

「水域 漆原友紀」



水泳部の中学校3年生の主人公が、夏休みに不思議な体験をする。
ファンタジックな物語。


上下巻が同時刊行で、いっきに読めました。
号泣してしまいました。


過去に捕われてはいけないが、確かにあった経験としていろいろな事が
自分の底の水域にも流れていると思う。
それとどう対処していくかは、描かれていない。
それぞれの方法があるから、あえて描かなかったのかもしれない。
描ききるには膨大だったのかもしれない。
でも、誰の底にもきっとある水域。たまに水面にでてきたりしている。
何かの機会に誰かのそれを、自分のそれを見ることがある。


hitsuji-kusa



















0 件のコメント:

コメントを投稿