2011年2月8日火曜日

「汚れちまった悲しみに 中原中也」

学校の教科書に載っていたこの詩。
ちゃんと、理解なんてしていなかったと思います。
でも、何かが心の隅っこに引っかかってしまったようでした。
そういえば、図書館に借りに行っていました。歌集「山羊の歌」。
山羊とか羊とか好きなんですかね。


定期的に雑誌で中原中也が、ピックアップされるのは何故なのでしょうか?


このあと、ブルーハーツにもはまっていました。
ブルースハープなんかも、購入して休み時間に友人と吹いて遊んでいました。





「汚れちまった悲しみに・・・」


汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
 
汚れちまった悲しみに
たとえば狐の皮衣
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる
 
汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
 
汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる


hitsuji-kusa

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